REPORT|「My珈琲」の探求
世の中で美味しいとされている味ではなく、自分にとって最高のコーヒーの味を探求するワークショップ、「My珈琲の探求」。
おもしろかったー。
私たちのライフスタイルに溶け込んでいるコーヒーの時間。
美味しい豆もネットで簡単に手に入れられる。
様々なスタイルのコーヒースタンドやカフェもできていて多様な楽しみ方が増えている。
そして淹れ方などもYouTubeで簡単に知れる。
コーヒーの楽しみ方は10年前に比べて飛躍的に増え多様化した。
そんな中で今回のワークショップは、誰かがおいしいと言っているやり方ではなく、
自分がおいしいというコーヒーの味を見つけに行くというもの。
定員は満席。
自分の舌に合わせるコーヒーの発見という贅沢な体験に、無類のコーヒー好きたちが集まった。
講師を務めるのは鳥取県湯梨浜町のNeLD Coffeeの藤田さん。
ご来店された方はご存知の通りブレンドもお人柄も人気を集めるコーヒーマンだ。
今回のワークショップのゴールは自分の好みを発見することなので、一般的なコーヒーの淹れ方や味の調整の仕方は教えるものの、そこにとらわれすぎず、味の追求ができるような自由な雰囲気作りを心がけた。
美味しいコーヒーを入れるための便利な道具もあるが、自宅で、毎日、手軽にという設定を鑑みて、誰でも手に淹れられるようなドリッパーを用意した。
このドリッパー、カリタ、メリタ、ハリオとかいろんなメーカーが出してるけど穴の数や形状が違う。つまり抽出のスピードに変化が出て味に変化が及ぶのだとか。奥深い&おもしろい。自分の舌への最適化への道のりは簡単ではない。
さて、
ワークショップは試飲から始まった。同じ豆を使って淹れ方を変化させ、味にどう違いが出るのかを体験を持って学ぶ。
部屋に漂うコーヒーの香り。参加者は様々な淹れ方で出されたコーヒーが、自分にとって好きかどうかをチェックに集中している。
ひと通り試飲が終わったら、酸味、苦味、濃淡のレベルをそれぞれが自分好みのチューニングを設定。せっかくなのでお気に入りの設定に名前をつけてもらった。「北条砂丘の潮風」「爽やかな朝の時間」などクリエイティブなネーミングが並ぶ。
ここからは各自が自分の設定通りにコーヒーを入れていく。酸味、苦味、濃淡のレベルを決めた紙を講師の藤田さんの元へ持っていき、藤田さんがレベルに合わせてコーヒー豆を挽く。挽いた粉を使って各グループの席でコーヒーを淹れていく。このようなやりとりが人数分続く。
講師の藤田さんはエチオピア豆のガラから出したものが参加者の方に特別に振舞われる。エチオピア豆は高級品であり、現地の方はこのガラから出たものを飲んでいるらしい。紅茶のような味がした。
海外のコーヒー文化の一片を味わいながら参加者のコーヒーの飲み比べが進む。自分好みのコーヒーの味を見つけた参加者の方もいたし、自分のグループの方のコーヒー設定が自分にぴったりという人もいた。
コーヒーの香りに包まれながら、コーヒーをいろんな角度から見て味わい楽しめた週末の午前中となったのであった。
さて、コンパスではコーヒーのワークショップを継続して実施予定。あのスイーツにあうコーヒーを探求しに行ったり、アイスコーヒーの冒険に出てみたいと思う。ご興味ある方はコンパスのSNSアカウントをチェックください。
コーヒー好きの方。もっともっとコーヒーの冒険を楽しみましょう。
【ワークショップのお知らせ】
コンパスでは4月、「初夏のさわやかガーランドづくり」のワークショップを行います。新緑の爽やかな季節、初夏の花が気持ちいい季節、いつも過ごすお部屋にも爽やかをセットしましょう。
コンパスのワークショップだから正解よりも、あなたの部屋に欲しかったガーランドづくりを目的としています。
爽やか花材を揃えておきますので、クリエイティブな週末をご一緒しましょう!